前回の続きです。
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」の広大な敷地内にある「松代城」内のアート作品を、超絶ラッキーなことに約20分間くらい始終貸切状態で、心置きなく落ち着いて鑑賞していると・・・
おそらく次の便の送迎シャトルバスが到着したようで、約10人以上もガヤガヤとお城の玄関に到着したので、逃げるように出て送迎シャトルバス発着場所まで下山しました。
そして、送迎バス発着所の事務所にいらっしゃる地元のスタッフさんに、復路のお迎えをお願いすると・・・往路と同じ、地元ご在住のめっちゃ感じ良くて優しい、ボランティアで案内役をされていると仰る年配男性が運転手さんでした。
さらに往路と同じく超絶ラッキーなことに、またまた自分たちだけの貸切状態でしたので、この運転手さんの最高のご厚意で、下山ルート途中のアート作品の前で停車して写真撮影させてくださいました。
特に「作品名: 手をたずさえる塔」の前では一旦降ろしてくださって、外観だけ写真を撮れたら大満足のところを・・・何と塔の内部まで入って鑑賞することを強く勧めていただきましたので、おかげさまで素晴らしい作品を堪能出来ました・・・本当に大感謝です!!!
この作品は、民族・宗教・文化を超えたつながり、平和・尊敬・対話・共生を象徴する塔です。
9月中は18時・10~11月は17:30まで入場可能で(個別鑑賞券の場合は500円)塔上のモニュメントは日没~21時までライトアップも行われており、良いニュースがあった時、問題が生じた時などによって色が変わるとのことです。
また、塔の内部にはカバコフ氏がデザインした船の上で、世界中の子供たちの絵を組み合わせて帆をつくり展示するプロジェクトによる船の模型「作品名: 手をたずさえる船」を展示しています。
下山途中には様々な絶景を楽しむことが出来ます♬
杉の木が中央から真っ二つに割れている、運転手さんイチオシの珍しい「自然アート」!!!
「作品名: 米の家」(チャン・ユンホ氏+非常建築/中国 2003年 作品番号: D066)
来訪者と地域で農に携わる人々双方が、田んぼの中で休憩し景色を愛でる場所を
提供するための、まるで絵画のフレームのような建築的作品を創り出したとのことです
「作品名: 手をたずさえる塔」(イリヤ&エミリア・カバコフ氏/
旧ソビエト連邦(ウクライナ)/アメリカ 2021年 作品番号: D365)
美しい塔の外観だけ見ると中に入れる感じがしなかったので意外でした!!
塔の内部にある作品の説明書き
塔の内部はコンクリート打ちっぱなしの、何て美しいインテリア!!!✧
美しい絵画も掛かっていて鑑賞用のイスもあります♬
塔の内部展示の「作品名: 手をたずさえる船」(カバコフ氏 2021年 作品番号: D366)
「作品名: hi 8way」(ジョン・クルメリング氏/オランダ 2018年 作品番号: D353)
2つの螺旋階段がねじれるように組み合わされた形の、無限を意味する記号「∞」を
表現した高さ4mの展望台です(上部しか写っておりませんが・・・)
見る角度によって8の字に見えたり大きな円に見えたりと
上り下りの動きも自然と無限に繰り返されるデザインとなっています
「作品名: リバース・シティー」(パスカル・マルティン・タイユー氏/カメルーン/ベルギー
2009年 作品番号: D184) 地上から約2mの高さに浮かぶ、太い柱に逆さまに吊された
大きな色鉛筆の1本1本には世界各国の国名が書かれ、カラフルな都市を見上げると
鋭い芯の先端が脅威と共に迫力を感じられます!!
そして・・・送迎シャトルバス発着所に戻って来て城山の斜面を見ると↑↑の作品が見えました✧
「作品名: 棚田」(イリヤ&エミリア・カバコフ氏/旧ソビエト連邦 アメリカ 2000年 作品番号: D001)
建物2階の鑑賞スペースから☆ 枠内には伝統的な稲作の情景を詠んだテキストが下がっています
さらに対岸の新緑輝く棚田には・・・
農作業をする人々をかたどった彫刻が配置され秀逸な作品となっています✧
長閑で美しい棚田の風景に魅せられた作者さんの、大地の芸術祭最初の作品(作品番号:001)✧
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」(2003年 作品番号; D053)
新潟県十日町市松代 3743-1
営業時間; 10:00~17:00(4/29~11/13は~18:00まで)※ 屋外作品は日中
料金; まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券 1,200円
または、作品鑑賞パスポートを購入
公開期間; GW期間毎日・5/9(月)~11/13(日)の火水曜日以外
交通(公共交通機関); 北越急行ほくほく線 まつだい駅~徒歩約6分
次回は、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」Ⅳ に続きます。
*撮影日; 2022年5月下旬*