前回の続きです。
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」の建物周辺のアート作品をひと通り鑑賞して、玄関~建物内の作品を鑑賞しようとしたところに、ちょうど小型の送迎バスが玄関前に到着したので・・・
どこに行くのか尋ねたところ、山の頂上にある「松代(まつだい)城」の手前まで連れて行ってくださるというシャトルバスでした。
自分たちのレンタカーで向かうよりも、より近い場所まで行けて歩く距離が大幅に減るうえ、今すぐに出発するので自分たちだけの貸切状態にしていただけるとのこと!!
じつは・・・高低差があり超絶しんどそうな行程なこと、この日の夕方には東京に戻らなければならず
時間的にも難しそうだったので最初から此処は諦めており、計画には練り込んでいませんでした。
それでも自分の中ではずっと・・・お城の1階に展示されている新しい作品・憧れの眺望」が超絶気になっていたので、飛びついて最高に嬉しすぎるご厚意に甘えてしまいまして・・・
往路はともかく復路の送迎までお願いしてしまいまして、地元ご在住のボランティアで鑑賞客を長年ご案内されていると仰る、とっても優しくて感じの良い、お話し好きの年配男性に始終お世話になりました。
標高384mの山頂の少し手前で送迎車を降りて約5~7分程歩いて「松代城」まで向かいますが、その途中にも作品が点在しています。
まずは目立っていて行きやすかった作品から。
城山キャンプ場の上に出来たこの作品は展望台となっており、町の中心部とその後ろの山が見渡せます。
鉄パイプとエキスパンドメタルによるこの小さな塔は、入口となる地面から屋上までの4階建てとなっています。
「作品名: まつだいスモールタワー」(ペリフェリック氏/フランス 2003年 作品番号: D070)
かなり急勾配の上り坂をゼーゼー言いながらゆっくりと上って行きます~~
やっと立派な3階立ての「松代城」に到着しました~!! 個別鑑賞の場合は500円(松代城入館料)
お城の1階は「作品名: 憧れの眺望」(エステル・ストッカー氏/イタリア 2021年 作品番号: D377)
秀逸過ぎる作品を裏側から☆
白×黒が織りなす作品に無意識に目線が奪われ、知覚した空間が圧倒的な量感をもって
作品に襲い掛かられ、立ち止まっていた自分自身の存在に気付く・・・とのコンセプトの作品
2階は「作品名: 樂聚第」(豊福亮氏/日本 2021年 作品番号: D378)
銀箔を施した張り詰めた空間の中心に、金箔を施した金色の茶室が光っています✧
金箔を用いたインスタレーション作品に圧倒されます(✧▽✧)!!!
グルッと裏側にも廻れます^^
↑↑から中にも入れるようです(知らずに入りませんでした・・・)
入口から豪華絢爛な内部を☆
そして最後は3階に行くと・・・ちょうど帰る方とすれ違い貸切状態に!!!✧
「作品名: 脱皮する時」(鞍掛純一氏+日本大学芸術学部彫刻コース有志 2021年 作品番号: D379)
3階の天守閣からは松代の町並み~山並みが見晴らせます✧
何だか可愛い鳥さんの顔に見えてきます(^ω^) 金箔の貼られた中央の礼盤に座って寛ぎました♬
窓からは綺麗な新緑も見えます✧^^しばし絶景と静寂を堪能します・・・
床には細かくて美しい彫刻があり、踏み心地が良いです♬
「松代城」から下山して行く途中の長閑な風景^^左下に↓↓の作品が見えます✧
送迎車を手配していただける事務所の前にある「作品名: 木」
(メナシェ・カディシュマン氏/イスラエル 2000年 作品番号: D016)
一本の木の形がくり抜かれた銅板を地面に立てて設置され
くり抜かれた空間から周囲の景色を切り取ってみせながら
自然の豊かさを示しているとのことです
作品下の草むらに居た、茶トラのネコの尻尾のような毛虫くん^^
可愛いので撮りましたが・・・苦手な方のためにぼかしました(^^;;
※ 毒があるので触らないようにしてください・・・
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」(2003年 作品番号; D053)
新潟県十日町市松代 3743-1
営業時間; 10:00~17:00(4/29~11/13は~18:00まで)※ 屋外作品は日中
料金; まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券 1,200円
または、作品鑑賞パスポートを購入
公開期間; GW期間毎日・5/9(月)~11/13(日)の火水曜日以外
交通(公共交通機関); 北越急行ほくほく線 まつだい駅~徒歩約6分
次回は、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」Ⅲ に続きます。
*撮影日; 2022年5月下旬*