※ 兼六園は2024年5月7日、開園150周年を迎えます ※
当日は入園料を無料とするほか、以下の催しを行うとのことです。
・兼六園のもみじの苗木配布
・時雨亭での呈茶をご利用いただいた方への開園記念「落雁」の進呈など
詳細は以下↓↓公式WEBサイトで案内予定とのことです。
また、兼六園の概要説明などもこちらからご覧いただけますので、当記事では割愛させていただきます。
また、以下の期間は入園料を無料とするとともに開園時間を延長するとのことです!
期間;令和6年4月5日(金) ~ 4月11日(木) までの7日間
開園時間;上記期間中の毎日、午前7時から午後9時30分まで
※ライトアップ;日没から午後9時30分まで
金沢市の中心部に位置する金沢兼六園は、水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つで、江戸時代の代表的な大名庭園として加賀歴代藩主によって長い歳月をかけて形づくられ、廃藩後の1874(明治7)年5月7日に一般公開されて以来、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、石川県民をはじめ日本・世界中の多くの観光客に親しまれているとのことです。
「真弓坂口」から最も近い場所に位置する「瓢(ひさご)池」
瓢池周辺はかつて蓮池庭(れんちてい)と呼ばれ、兼六園の作庭はこの辺りからはじまったと言われており、そのユニークな名前は、池の中ほどがくびれて瓢箪(ひょうたん)のような形をしていることから名付けられたもので、池の中には不老長寿の島・神仙島を模した大小二つの島があります
「瓢池」に流れ落ちる「翠滝」
「瓢池」にある大きな方の島には「海石塔」があります(↑↑右側)
「茶店通り」を歩いて行き九谷焼を取り扱っている三芳庵さんの前を通って・・・
久谷東山窯さん~万清亭さん(最後に昼食をいただいた堤亭さんは↑↑の背後)前を通り・・・
「桂坂口」から一旦出てコインロッカーに行く途中に金沢城重要文化財「石川門」前に出ました
再び「桂坂口」から入り順路に沿って行くと金沢市内を一望出来る「眺望台」があります
「眺望台」からは白山連峰も見渡せます・・・午前中は晴れていたのでもっと綺麗だったかも・・・
金沢城公園から続く傾斜地を利用して綺麗な清流「曲水」が「霞ヶ池」まで庭園内を流れてます✧
園内を流れる豊かな水は、1631年の寛永の大火の翌年に3代藩主・利常(としつね)の命により町人・板屋兵四郎(ひょうしろう)が城の「防火用水」として造った辰巳用水(水源; 犀川)を利用しているとのことです。
清流「曲水」の上流に向かって遊歩道を行きます~
やがて「唐崎松(からさきのまつ)」が見えてきます・・・13代藩主・斉泰(なりやす)が琵琶湖畔の唐崎から種子を取り寄せて実生から育てた黒松で、兼六園の中で最も枝ぶりが見事な松とのこと
角度を変えて見ると圧巻です!!!
さらに「曲水」の上流部に向かって歩いて行くと・・・
「雁行橋」が見えてきます!
一枚一枚の石が亀の甲の形をしているので別名「亀甲(きっこう)橋」とも言われるとのこと
「七福神山」は、12代藩主・斉広(なりなが)が造営した竹沢御殿に附帯していた庭園の一部で「福寿山」とも呼ばれるこの山は、曲水、築山、雪見灯籠など当時の雰囲気をそのままに伝えており
七福神になぞらえた七つの自然そのままの石を配置しているのも大きな特徴とのことです。
「明治紀念之標」は中央に日本武尊像、左に石川県戦士尽忠碑を据えており、西南戦争で戦死した郷土軍人の霊を慰めるもので銅像の身長は5.5m、明治13(1880)年に日本で最初に建てられた銅像といわれており、両脇に植えられた赤松は「手向松(たむけまつ)」と呼ばれ、京都の東西両本願寺の門跡から移されたものとのことです。
13代藩主・斉泰(なりやす)が土を盛り上げて若松を植え、根を深く土で覆い、成長後に土をのぞいて根をあらわにしたものだと伝えられている「根上松(ねあがりのまつ)」は、大小40数本もの根が地上2mにまでせり上がった迫力ある奇観で、兼六園名物の一つとなっています!
傾斜地を利用して造られた「曲水」の上流部は流れが速い~~
本来は順路でない「梅林」🌸 この時期はラッキーなことにちょうど開花時期でした!!!
昭和43年、明治百年記念事業として北野天満宮・大宰府天満宮・湯島天神・水戸偕楽園などの協力により全国の名梅を集めて造成された「梅林」には、約20種・200本の梅が植えられており、毎年2月中旬~3月頃になると紅白の花が美しく咲き誇ります。
また、梅の花は前田家の家紋であるとのこと!!
今年は咲き始めがとても遅く、見ごろ時期も遅れるかと心配されていたようですが、例年どおり2月中旬に白梅・紅梅とも咲きそろいはじめたとのことです。
※ ちなみに・・・新緑の時期になる頃には梅の実がたわわに実り初夏の風物詩として収穫され、その実は石川県内の特別支援学校や福祉施設などに配布されて梅干しやジュースなどに加工されるとのことで、一度はいただいてみたいです。
植えて間もない感じの若い枝垂れ梅「緋の司」が可愛い🌸^^
こちらは貫禄のある満開の「紅枝垂(べにしだれ)」🌸 めっちゃ綺麗✧
梅園の中にも「曲水」が貫流しています✧
「素心蝋梅」は黄色いお花が特徴で地味だけどイイ香り❁
梅林の中は梅のお花のイイ香りに包まれていて思わず長居してしまいました(^ω^)
一番好きな濃いピンクの梅のお花「摩耶紅」🌸
梅林の隣には趣き深い「舟之御亭(ふなのおちん)」があります
「舟之御亭」で少しひと休み・・・とっても眺めが良いので梅林方向を☆
「舟之御亭」横から梅林全体(入り切れてませんが)と貫流する曲水を☆
たしか・・・園内では↑↑しか見なかった大きな椿の木も見頃でした❁
兼六園全体で見られる綺麗な緑色の苔+大好きな「摩耶紅梅」とのコラボ最高!!✧
「摩耶紅」は実に綺麗でイイ香りもして最も気に入った梅のお花でした♬🌸
梅林を出て少し行くと「時雨亭」があり、その裏手に不気味な木↑↑が居ました汗
不思議な木から程近い高台を利用して園内の至る所で「曲水」が「霞ヶ池」に向かって流れてます~
「霞ヶ池」は、兼六園の中心部に位置する園内で最も大きな池で、面積は約5800㎡・最深は1.5mあるとのことです。
栄螺山(築山)・内橋亭・徽軫灯籠・虹橋・唐崎松・蓬莱島などの名勝がこの「霞ヶ池」の周辺に配され、廻遊しながら四季折々の庭景を楽しめるよう配慮されているとのことです。
「噴水」は「霞ヶ池」を水源とし、池の水面との高低差による自然の水圧で噴射されており、水の高さは約3.5mあり、霞ヶ池の水位の変化によって変わります。
藩政末期、金沢城内の二ノ丸に水を引くため試作されたものと伝えられており、日本で最古の噴水であると言われているとのことです。
正面に「蓬莱島」が望める「噴水」の上流部「霞ヶ池」の畔に再び辿り着きました
右側に見える「徽軫灯籠(ことじとうろう)」は足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われており、水面を照らすための雪見灯籠が変化したもので、高さは2.67mとのことです。
そこから「霞ヶ池」沿いを少し歩いていると・・・ちょうどカルガモと思われる水鳥が泳いでいるところに運良く遭遇しました!
「霞ヶ池」では可愛いカモちゃんたちが気持ち良さげにスイスイ泳いでいました(^ω^)
「桂坂口」に向かう途中の、敷地内でも標高が低い地点にある「水道の遺構」
敷地内の「茶店(江戸町)通り」には現在9軒の店が軒を連ねてます・・・迷ったけど堤亭さんにして・・・
遅めの昼飯をいただきに行き、趣きある建物内の2階のお食事処に通していただき・・・
14時を過ぎてましたが無事!大好物の美味し過ぎる「甘海老丼」をいただきました✧
*撮影日; 2024年2月29日*
次回は、この日宿泊した温泉ホテルに続きます。