前回の続きです。
樫立向里温泉 ふれあいの湯を出たあと、少し大坂トンネル側に戻って鋭く左折してから
六日ヶ原砂丘;通称・黒砂砂丘(黒砂)に向かいました。
道幅の狭い道路を400mくらい進むと「黒砂砂丘」と書かれている案内板が見えてきます。
↑↑の道路を右折してスゴく道幅の狭い小道を舗装が途切れるまで進みます!!
右折した小道から来た道を見てみました^^
此処を右折すると、軽自動車がやっと1台通過できるくらいの、アスファルト舗装された
さらに道幅の狭い山道に入りますが、対向車が来たらアウトだな~・・・って思いながら進んで行くと
やがて車が3台ほど停められる砂利敷きのスペースに出ます。
↑↑は自分のレンタカー^^
他は誰もいなかったので独り占め状態でした(≧▽≦*)!!
小道の両脇のお花は「ツワブキ」です✿
駐車スペースの隣には切り葉シェアNo.1の「フェニックス・ロベレニー」畑が広がってます~
駐車スペースからこの道をひたすら歩きます~~
此処から先も、今までと同じような道幅の砂利道が続くのですが・・・
四輪駆動車でもハマりそうなほど、かなり凸凹が激しいので徒歩の方が良いと思われます。
先程のスペースに車を停めてから約10分程、歩いて向かいました。
夏なら横からヘビでも出てきそうです・・・( ▽||||||)
初めて見る黄色い海辺のお花✿・・・名前は???(^^;; やがて・・・
やっと黒砂の部分が見えてきました(✧▽✧)♬
樫立の海沿い「奈古ノ鼻」の上部は東山(三原山)の外輪山になっていて、険しい丘陵砂山
(標高;237m)が存在します。
この険しい丘陵砂山は、外輪山が噴火した跡で「スコリア」という黒い砂(主に玄武岩質の
細かい砂利でサラッとした火山噴出物の一種)で覆われた砂丘です。
ただ、砂丘と言っても「鳥取砂丘」のような広大な砂浜砂丘ではなく、同一の火口から噴出された
「スコリア」が堆積して「スコリア丘」を形成されたものが、海に向かって大崩落して急崖と
なっている、面積自体はかなり狭い黒砂砂丘です。
急な上り坂はとても滑りやすいうえ、数メートル左側は断崖絶壁になっていて、すぐ真下には
海が迫っているうえ、防護柵は壊れているので散策時には細心の注意が必要です。
悪天候の日(特に強風時)は危険ですので行かない方が妥当かと思われます。
1回目は台風の余波で珍しく東風が強かったので・・・南側航路を大きく迂回して
西側方向から着陸したため、偶然撮れた黒砂(写真左下部分の黒いところ!!)
砂丘というと・・・もっと広いものを想像しておりましたが、面積自体はかなり狭い・・・
可憐な「イソギク」のお花が満開でした❁
防護柵は壊れていて強風にあおられると海に突入しそうです!!!
壊れた防護柵から先は滑りやすいので絶対に入らないでください!!!
来た道を振り返ってみました・・・さらに高度を上げます~^^
高所恐怖症なので・・・右上の尖った部分に登れるとのことですが・・・下部は急斜面だし
怖すぎて絶対に無理~~(><;;;) この時点で早々に引き返します・・・(滝汗)
砂丘というより・・・黒砂の崖という感じもしましたが、とっても神秘的です✧
勢いづくと海に突入しそうでめっちゃ怖いです・・・(;ω;)
怖いけど・・・ものすご~~い絶景です(*≧▽≦*)!!!
可愛いプリン型のスコリア丘も海に向かって崩落して「ミニ黒砂」を形成しています
表面が削げかけてるので将来的には「黒砂」の面積は広がりそうです~~
ズームすると・・・今回行きたかった「八丈温泉ホテル」さんの廃墟も見えます(;ω;)
手前から小さなプリン型のスコリア丘(←こちらも若干、海に向かって崩落しています)~
乙千代ケ浜(おっちょがはま)~八丈島最南端の「小岩戸ヶ鼻」を望む眺望は爽快そのものですが、
「スコリア」は地質上、かなり滑りやすくて危険なので・・・眺望に見惚れてしまい、足元に十分注意
しないと大変なことになります・・・(- -;)
次に向かった場所は、夏期には樫立で唯一の海水浴場になる乙千代ケ浜(おっちょがはま)ですが・・・
この年の夏、台風による甚大な被害に遭い、向かう小道の途中で通行止めになってしまってましたので↓↓の記念碑の前までに~(><;;)
乙千代ケ浜付近に咲いていたピンクのハイビスカス✿
めっちゃ可愛いくて珍しい(自分的には初めて見たので・・・^^;;;)ハイビスカス✿
次に向かった場所は・・・思い出深い、樫立・三原山の山腹にある中将院の石室です。
八丈一周道路に戻って右折し、中之郷方面に向かって数分車を走らせると、左側に小さく案内板が
出ている小道があるので、角度も高度も鋭く左折して行きます。
ここは以前、学生時代ゼミで訪れた際、原付バイクにて一人で現地調査をする時に迷い込んでしまい・・・
途中の山道沿いの畑で、ちょうど畑仕事をされてた初老の男性に山道を尋ねると、とっても親切に
教えてくださいました^^
お蔭様で無事に調査を終えて帰る時にも、まだいらしたので、お声掛けしてお礼を述べると
八丈島の色々なコトを教えてくださったので話し込んでしまい、別れ際に採れたての大きなスイカ&
お名刺をくださったので拝見するとなんと、その方の本職は「黄八丈染元」でした!!
夕刻でしたが、民宿の夕食時間まで少々時間があったので・・・
いわゆる観光用ではないリアルな、ドロ水のような草木染めの場面や「黄八丈」の織糸の素晴らしさを
目の前で見せていただきに行けて、と~っても感動した記憶が蘇って来ました!!!✧^^
ちなみ、その大きなスイカは・・・翌日、帰京日だったこともあり、食い意地の張ってる自分は
誰に味見させることもなく、1個丸々スーパーの袋に入れて持ち帰り、ほとんど独り占めで美味しく
いただきました~~(*≧▽≦*)
まだ、ご健在でしたら・・・次回こそは改めて、お礼にお伺いしたいと思います。
以前はこの辺一帯は「フェニックス・ロベレニー畑」でした・・・
以前は「フェニックス・ロベレニー畑」のド真ん中にポツンと佇んでましたが
整備されていて堂々としていらっしゃいました✧
* 撮影日; 2014年10月7~8・11月12~14日 *
次回も、樫立の素晴らしい名所に続きます。