前回の続きです。
涌蓋山(わいたさん)西麓に点在する「わいた温泉郷」の「山川温泉」を出発して、時間が余ったら
さらに上流部に位置する、とある温泉に立ち寄りたかったのだけれど、この日お世話になる温泉宿の、
楽しみな夕食の時間に間に合いそうもなかったので・・・
断念して次の機会ということで・・・・・・
国道387号線に戻り、先程走って来た方向へ約1分ほど逆戻りして、やっと車が一台通れる感じの
小道に右折して入ります。
さらに少し行くと、次なる目的地・奴留湯(ぬるゆ)温泉共同浴場に到着です^^
この付近には、日本が誇る世界的な細菌学者・北里柴三郎氏の生家があり、記念館もありますが、
今回は時間切れで行けませんでした・・・。
あとの「わいた温泉郷」の温泉たちにも時間切れで今回は行けず・・・次回、近日中に逢いに行く
予定でおります!!
やっと憧れの奴留湯温泉共同浴場に到着できました(*≧▽≦*)
左折するとさらに左側は第一駐車場・右側は第二駐車場になっています
正面の建物の右側には入浴者専用の綺麗なトイレがあります^^
「第一駐車場」にデミオくんを停めます^^ 周囲には癒しの田園風景が広がってます♬
癒しの田園風景の中にひっそりと佇む共同浴場にしては・・・サルビアのお花もあって
コンクリート打ちっ放しの、とってもお洒落で可愛らしい外観です!!✧^^
こちらも前回のホタルの里温泉同様、無人なので料金箱に200円を入れる方式です^^
しばしの間・・・外観にウットリしてしまいました♡^^
脱衣室もお花が飾られていたりイスカバーも可愛くてオシャレなインテリアです✧
地元の方々の、この温泉に対する愛情がヒシヒシと伝わって来ます(*^^*)♬
山間部の共同浴場らしくない?可愛いピンクのロッカー&カゴがあります^^
この施設は、自然に湧き出た素晴らしい温泉を、地元の方々が代々守り続けてきた共同浴場です。
昔、殿様のお供をした奴たちが、ぬるめの温泉にゆっくり浸かり、旅の疲れを癒したことから
この名が付いたと云われています。(←浴室の壁に書かれています^^)
浴槽の底にはゴロゴロ大きな石が敷き詰められていて、湧き出る温泉は38度で浴槽の縁から
洗い場~排水口まで贅沢過ぎるほどに掛け流し状態になっているので、自分のような温泉ヲタクの
間では、初夏~秋向きの低温泉として憧れの温泉なんです!!
10月初旬~5月末くらいまでの夜間には、加温されて少々お湯が濁るとのことですが・・・
自分が入湯したのは9月末でも、台湾あたりに居座る台風の影響で真夏のような暑い日でしたので、
湧き立てそのままの最高の状態の温泉を、と~~っても気持ち良く思いっきり心ゆくまで堪能
出来ました(*✧▽✧*)!!!
最初は貸切状態で長湯してましたが、途中から福岡から定期的に訪れているという60代くらいの
ご婦人がいらしたので、温泉談義など色々と楽しくお話しさせていただき・・・
自分的には、約30分間ほど・・・かなり長湯してしまいました(^^;;;
入口のドアを開けた瞬間、柔らかな硫黄の香りがしてきました✧
じつに風情溢れる共同浴場です(≧▽≦*)✧
写真では平面的な感じですが・・・浴槽の底にはゴロゴロ大きな石が
敷き詰められていて実際は立体的です✧^^
湧き出る温泉は38℃で、浴槽の縁から洗い場~排水口まで贅沢過ぎるほどに
掛け流し状態になっている素晴らしい温泉です(*✧▽✧*)!!!
天井はかなり高く、壁の向こうは男湯になってます♨
出資された地元の方々のご氏名が書かれた札が掲げられていて頭が下がります(_ _)
奴留湯温泉の由来が書かれています^^
その昔、お殿様のお供をした奴さんたちが、ぬるめの温泉にゆっくり入り、
旅の疲れを癒したことからこの名が付いたと云われています・・・
最初、自分は「ぬる湯」をただ単に「当て字」としてるのかな?って
思いましたが・・・もっときちんとした素敵な理由があったのですね!!
洗い場 シャワー・ボディソープなどのアメニティはありません(要各自持参)
石造りの浴槽の縁からは温泉が惜しげもなく排水溝に向かって流れ出て行きます~~
よ~く見ると浴槽→写真右にある排水溝に向かって緩やかな傾斜に
造られているので滔々と掛け流せるように最初から設計されていたんです!!!♨✧
右側の小浴槽にも浴槽の底に大きな石が敷かれていて、底から良質の温泉が
湧出していて贅沢にオーバーフローしています!!!✧
おそらく・・・硫黄泉だけど青みがかって見えるのは硫酸成分が多く含まれているから・・・!?
此処の横を流れる「塩井川」の上流には、前記事「山川温泉」が存在しますが
成分は「硫酸塩温泉」なので多分、湯脈も同じかと思われます・・・
とっても素晴らしい温泉との別れ際に・・・名残惜しさを抑えて最後にもう1カット☆
泉質; 単純硫黄泉
泉温; 38℃ 湧出量; ?(自然湧出)
無色透明・無味・微硫黄臭(細かい白い湯花あり^^)
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・五十肩・運動麻痺などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・動脈硬化症・高血圧症など
熊本県阿蘇郡小国町北里 2286
TEL; なし(小国町地域振興課; 0967-46-2111)
営業時間; 8:00~21:00
料金; 大人・200円
小人・100円
年中無休
交通; JR阿蘇駅~産交バス「杖立」行き62分~「ゆうステーション」下車~産交バス
「岳の湯」行きに乗換え約22分「奴留湯」バス停下車~すぐ
❖「岳の湯」行きのバスは1日4本のみ❖
まだまだ長湯したい気持ちを抑えて、この日お世話になる温泉宿へと向かいます。
国道387号線には戻らず、来た方向に走ると県道318号線に入ります。
少し行くと・・・先程、ホタルの里温泉の背後に聳えていた旧国鉄・宮原(みやのはる)線の
趣き深いアーチ橋がありました!!!
小国町に点在する旧国鉄・宮原(みやのはる)線の趣き深いアーチ橋
「北里橋梁」 鉄道が走っていた時代に戻りたい衝動に駆られます~~(^^;;;
この風景が見たくて道幅の広い場所にデミオくんを待たせて撮ります☆
癒しの田園地帯を貫流する小川は、前記事・ホタルの里温泉横を流れる
筑後川の支流にあたる「塩井川」の下流部分です^^
* 撮影日; 2016年9月25日 *
次回は、この日宿泊した温泉宿に続きます。