温泉巡り一人旅の楽しみは・・・

誰に気を遣うことなくマイペースな一人旅の回想録で、老若男女問わず安心してご覧いただけます♨

南東北温泉一人旅 ⑨ 不動湯温泉 「白雲荘」さん 温泉編 (回想録)

 
前回の続きです。
チェックイン後、うろうろと館内散策を終えた後は楽しみにしていた温泉へ♨✧!!
 
大地・自然の恵みを得て万病を退ける効能豊かな温泉は、不動明王の霊名を冠した文字通りの名湯です。
土湯温泉のお宿の主の夢に出て来た不動明王の言う通りに、山間部に入った所の山の斜面を掘った
ところ、無色・白濁色・茶褐色の3種類の効能豊かな温泉が湧き出て来たので、ここに別館を建てて
湯宿にしたのが始まりと言われています。
ゆえに、温泉の名も「不動湯温泉」とされたとのことです。
3種類の温泉の泉質は、個々に違った効能を持っている素晴らしい温泉宿です✧^^
 
本館二階のお部屋からまず旧館の横を通り過ぎ、「長命段」と言われる長~~~くて急な趣きのある
木造の階段を下る手前左側に、まずは「常磐の湯」があります。 
 
 

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         f:id:onsen_tabi1:20220330234630j:plain                                                                        「常磐の湯」の更衣室 階段を数段降りて行きます

               

              f:id:onsen_tabi1:20190504235339j:plain                  とっても趣き深い「常磐の湯」♨✧

 

              f:id:onsen_tabi1:20190505001652j:plain                 朝陽がサンサンと差し込んで眩し過ぎる「常磐の湯」♨✧

 
 
鉄平石造りの湯船&洗い場は、泉質のために茶色く染まっていました✧^^
2~3人入ればいっぱいの小さな湯船には、薄い透明茶色の温泉が湛えられていました~~♨^^
ここは混浴なので、全館貸切でなかったら絶対に!!諦めて入らなかった・・・\(^o^)/
シャワーは無いが、ボディソープ&リンスインシャンプーが備わっています。
お湯はうれしいことに、このお宿全ての湯船の中で最も熱めだったので、夕方・夜・朝共に
一番最後の上がり湯として入りました♨^^
 
泉質;単純炭酸鉄泉   pH; 7.0  透明茶色・無味・微鉄臭 100%源泉かけ流し!!
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性などの一般適応症のほか
滋養強壮・慢性リューマチなどによく効く
 
 
 
次に、「長命段」と言われる長~~くて急な階段をゆっくりと下って、「羽衣の湯」へ!!
 
 
    f:id:onsen_tabi1:20190505000102j:plain                                               夜の「長命段」上部 下部と合わせて全部で約80段あります!!!
     

            f:id:onsen_tabi1:20190505000312j:plain                                          「長命段」下部          

 
 
結構ギシギシいう不安定な足元に気をつけながら、やっと「長命段」を降り切ると、古~い年季の入った
温泉成分表があり、その先の向かって左側に「羽衣の湯」、そのお向かいの向かって右側に
「婦人の湯」がありました。
「羽衣の湯」は混浴なので、全館貸切でなかったら・・・
絶対に諦めて入らなかった湯船です~超ラッキー~~~♬✧
   
                  
 
総檜造りの「羽衣の湯」の湯船には、無色透明のお湯に茶色の湯の花が舞っていました♬
左側の小さな浴槽はぬるめで、右側の大きな浴槽はちょうどいい湯温でした。
シャワーは無いが、ボディソープ&リンスインシャンプーが備え付けられていました。
この小浴場は、混雑時「谷間の露天風呂」を待つ場所としてよく利用されているとのことです。
自分が入ったあと、送迎して下さった男性スタッフさんが湯船を乾燥させるために
お湯を抜いてしまったので、ここは一回しか入らなかったが・・・充分堪能できました♨
 
 
泉質;単純温泉   pH; 7.0  
無色透明に茶色の湯の花・無味・ほとんど無臭 100%源泉かけ流し!!
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじきなどの
一般適応症のほか
胃腸病・運動機能障害に効き目あり
 
 
 
次に、そのお向かいにある「婦人の湯」へ行く前に、湯温がぬるいと評判の「谷間の露天風呂」に
行きましたが、「婦人の湯」は上記の「羽衣の湯」と全く同じ泉質なので、先に記載することにした。
もし、全館貸切ではなかったら、この浴室だけ入れれば充分だと思い、予約を決意した
魅力的なお風呂なのです(*^-^*)
最近リニューアルオープンした「婦人の湯」は、総檜造りで香りがよく眺めもよく、シャワーが
二ヶ所ある、とっても便利で、新しくてキレイで爽快な小浴場です。
ただ・・・「羽衣の湯」との最大の違いは、温泉を循環・濾過してしまっているので、温泉情緒溢れる
湯の花が舞っていない・・・
そこだけが、少々淋しかったりもしました・・・(*_*)
 
 
夜10時頃に「婦人の湯」を出て、長~~い「長命段」を息を切らしてもう少しで登り切ろうとした
その時、階段の上に女将さんと、20歳前後と思われる可愛らしいお孫さんが、お風呂の用意をして
私が通り過ぎるのを待っていてくださいました!!
「こんばんは~^^この階段はデッドヒートですね~(>_<) しかし、いいお湯でした^^」
などと挨拶を交わしてすれ違いました。
彼女たちは、毎日この階段を昇り降りして「婦人の湯」の名湯に浸かっているのであろう・・・
大変かもしれないけど、何だかとっても羨ましくなりました!!
 
 
 

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清潔感のある「婦人の湯」更衣室✧
                          

            f:id:onsen_tabi1:20190505000542j:plain                   夜の「婦人の湯」♨✧

 

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   日中(翌朝)の「婦人の湯」♨✧
「婦人の湯」からは不動沢が望めるので爽快な湯浴みを楽しめます♨♬
 
                              
 
「羽衣の湯」と「婦人の湯」との間に扉があり、サンダルに履き替えてそこから外に出て、
さらに長~~い石段を約80段ほど下った不動沢沿いに「谷間の露天風呂」があります。
長い石段を降りると、「谷間の露天風呂」の脱衣所の屋根が見えてきました♬
 
 
                             

            f:id:onsen_tabi1:20190505002214j:plain                   「谷間の露天風呂」の脱衣所 横を流れるのは清流「不動沢」✧

 

              f:id:onsen_tabi1:20190505002325j:plain                                       脱衣所から見た露天風呂♨✧         

                   

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不動沢沿いにある野趣あふれる露天風呂は、普通は白濁したお湯ですが・・・前日のひどい雨のためで
あろうか・・・無色透明に微量の白い湯の花が舞っていた、ぬるめのお湯であった・・・。
しかし、天候によって色が違うこの温泉は、白濁色の時は結構稀で、ラッキーとのこと!!
2~3人でいっぱいになる小さな岩風呂なので・・・先客がいる場合は、割って入らないのが
暗黙の了解と言われているそうです。
それでも・・・混浴なので、全館貸切でなかったら諦めて、絶対に入らなかったであろう・・・・・・
 
 
泉質;硫黄泉 100%源泉かけ流し!! 無味・硫黄臭(白い湯花あり✧)
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・冷え性・打ち身・くじきなどの
一般適応症のほか慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけどなど
 
 
 

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「谷間の露天風呂」上部の紅葉
 
              
 
以上、このお宿の魅力溢れる4ヶ所のお風呂・湯船について記載しましたが・・・
このほかに、旧館一階に貸切で利用できる「上婦人の湯」もあるのです。
だが、なんせ全館貸切だったから必要ないということで、湯船はカラであった・・・。
 
夢のような全館貸切のおかげで、誰に気兼ねする必要もなく、実にゆ~~~っくりと4ヶ所の温泉を
思う存分、心おきなく堪能できて、超絶ラッキーでした♬✧
 
 
 
非常に残念ですが・・・この記事の風情溢れるお宿の建物は、2013年8月29日に突然発生した
火災のために全焼してしまい、それ以来ずっと休業状態でしたが…
晴れて「日帰り入浴」だけの状態で再開されたとのことです(✧▽✧)!!!
営業期間は土日祝日のみで、冬季休業となります。
 
 
入浴料; 500円
    ※  貸し切りの場合; 2名・1,500円(檜の湯・40分)※ 以前は「婦人の湯」
      (貸切時間の調整等があるため、当日要電話連絡)
営業時間; 10:00~17:00(受付 ~16:30)
定休日; 平日・冬期 (11月下旬~3月末頃まで)
 
 
 
 
                                                      * 撮影日;2011年11月11日~12日 *
 
 
 
 
次回、お料理・その他編に続きます。