前回の続きです。
水沢温泉郷にある駒ケ岳温泉さんを出発して、狭い砂利道~県道127号線に戻り・・・
そのまま県道の緩い坂道をひたすら上って行きました。
やがて、そのまま県道194号線に入り・・・この道路が行き止まりとなった「乳頭温泉郷」では最も標高が
高いと思われる奥まった場所に、この日1湯目の蟹場(がにば)温泉さんが、ひっそりと佇んでいます。
日本で最も有名な秘湯と名高い「乳頭温泉郷」には、機会あらば必ず入湯したいと切に思っていまし
たが・・・
後生掛温泉・新玉川温泉・蒸ノ湯温泉などに訪れた際、ことごとく毎回時間切れで行けてなかったので、
今回こそ!!! という悲願の湯巡りとなりました♨✧
「乳頭温泉郷」とは・・・十和田八幡平国立公園「乳頭山」の麓に点在する七湯のことを言い、それぞれ
独自に源泉を持ち、その泉質は多種多様で10種類以上の源泉があるという、超絶魅力的な温泉郷です。
※ 入湯順に・・・鶴の湯温泉・蟹場温泉・大釜温泉・孫六温泉・黒湯温泉・妙乃湯温泉
(時間切れで・・・残り1ヶ所・休暇村乳頭温泉には入湯できませんでしたので・・・次回に・・・)
蟹場温泉さんは、大自然の原生林の中に位置し、敷地内をはじめ付近には透明度抜群の清流(沢)が
多いため、この近辺の沢に蟹(サワガニ?)が多く住んでいることから「蟹場温泉」と名づけられた
とのことです。
※ この記事内の写真は、昨年5月末に訪問時のものです ※
県道194号線をひたすら上って行くと↑↑に辿りつきます✧
趣きのある外観✧
自分が到着時、玄関先に感じ良い女将さんが出ていらしたので、フロント↑↑に一緒に
移動して入湯料金をお支払いしました^^館内の簡単な説明をしていただき・・・まずは・・・
貸切状態ではないが空いてると案内された、最もハードルの高そうな「混浴露天風呂」へ!!
母屋を出てから、緩い下り坂の小道↑↑を約50mほど歩いて行きます~~
その時なんと!!! 30代位?の男性1人とすれ違いました・・・( ▽|||||)まだ誰か
居ないか超絶気にしながら・・・恐るおそるソロソロ~~~っと忍び足で行くと・・・・・・
趣きある脱衣小屋があり、露天風呂がド~ンと見えてきました!! 誰も居ない感じ・・・?
露天風呂が見えてくる地点には綺麗な沢の水が流れています✧(↑↑は上流部)
いかにも「サワガニ」が生息していそうです~~
こちらは沢の下流部✧ この右手に露天風呂があります♨
誰も居なかったので全景が撮れてラッキー(✧▽✧)♨
沢に沿って横長に造られた、と~っても趣き深い野趣満載の混浴露天風呂「唐子の湯」♨
サラサラと心地良い清流のせせらぎと、この時期特有の「カジカ蛙」の大合唱とが混じり合って
えもいわれぬ夢のようなBGMになっていて、新緑の香り&ほのかな硫黄の香りが素晴らし過ぎる、
おそらく乳頭温泉郷では最も風情のある空間にある良質湯の露天風呂でしたが・・・
今でこそ貸切状態だけど・・・先程のように、際どく男性が入って来たら嫌なので・・・
ここはグッと我慢して・・・手湯&足湯だけに留めておきました(- -;;;;;)
と~~~っても趣き深い野趣抜群の混浴露天風呂「唐子の湯」♨
最高に素晴らしいロケーション&良質湯だけど・・・なんと・・・無色透明・バスタオル巻き
不可とのことなので絶対無理~~(;ω;)
脱衣小屋は男女別ですが・・・バスタオル巻きがNGなのであまり意味ない気が・・・
木の香り漂う脱衣室の中は清潔感があります✧
↑↑写真上部に写っている石段から此処に来たので・・・お互い丸見え・・・( △|||||)
向かって湯船の最も左側(沢の上流沿い)からは源泉が滔々と注がれていて・・・
最も右側(沢の下流沿い)から贅沢にオーバーフローしています~~♨✧
そして・・・誰も来ないうちに・・・最高に良い印象を脳裏に焼き付けて・・・約50mほど離れた母屋へ戻り、
反対側の出入口から渡り廊下に出て・・・次に向かったのが、先程とは打って変わって・・・
めっちゃ安心して心置きなく思う存分に良質の温泉と・・・
こちらでは清流のせせらぎは聞こえませんが、カジカ蛙の大合唱が先程同様に思いっきり楽しめる、
女性専用露天風呂「ひなざくら」でした♨✧
高低差のある趣き深い渡り廊下を歩いて行くと・・・
まずは・・・女性専用露天風呂「ひなざくら」入口(左側の暖簾)へ♨
圧倒的安心感の中・・・森林浴&良質な温泉浴を思う存分楽しめます♨✧
こちらも無色透明ですが先程とは違い、白くて細かい湯花が舞っていて最高!!♨✧
パッと見は狭そうな感じでしたが・・・いざ入湯してみると結構な広さです!!✧
源泉が滔々と注がれる音と「カジカ蛙」の鳴き声がこの上なく心地良い~~♨♬
こちらも始終貸切状態で最高!!✧ 出る時ちょうど年配女性1人と擦れ違いました・・・
次は、廊下をさらに進んで行き・・・男女別の内湯小浴場「岩風呂」へ♨
あとから来られる前に「岩風呂」(内湯)の脱衣室と内湯をササッと撮り終えます・・・
こじんまりとした「岩風呂」(内湯のみ)♨
シャワー&カラン2基、ボディソープ・シャンプー・コンディショナー・洗顔フォームも!!
こちらも源泉か掛け流されていて贅沢にオーバーフローしています♨✧
「ひなざくら」に続き、こちらの内湯に入ろうとしましたが・・・このお宿にはなんと!!!
もう1ヶ所、最も下の方に男女別の超絶趣き深い「木風呂」の湯小屋もあるので、まずは誰も居ないうちに素晴らしい雄姿をカメラに収めないと気が済まなかったので・・・最初にそちらの方へ行き、時間が余ったら此処まで引き返して来て入ればいいや~~って思い・・・
結局、最後まで入れずじまいでした(;ω;)
すでに入湯済みの「唐子の湯」「ひなざくら」とはまた違った泉質と、あとから分かったので・・・
いつか機会があれば、今度は宿泊で訪れて入湯を果たしたいと思いました。
「岩風呂」を出て、さらに風情満載の木造りの外廊下を下って行きます♬
とっても広々としていて清潔な脱衣室✧
洗面台・「湯太郎の入浴マナー」もあり、なんと!!洗濯機&乾燥機も完備です!!
天井から壁・床から湯船まで全て秋田杉造りの鄙び感満載の「木風呂」♨✧
シャワー&カランのある洗い場までが木造りで、ボディソープ・シャンプー・
コンディショナーの他に、洗顔フォームまで備わっています!!✧
全て木造り(秋田杉)なのに・・・中央に大きな岩が設えられていて不思議な感じ✧
無色透明・微硫黄臭の湯が滔々と注がれています♨✧
そして・・・最大の魅力は、大きめの白い湯の花が多く舞っていることです!!!✧
浴槽の縁に造られた溝からは贅沢にオーバーフローしています~~♨♬
源泉名; 唐子(混浴露天風呂「唐子の湯」)
泉質; 単純硫黄泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) pH値; 8.1
無色透明・弱硫黄味・微硫黄臭 ※ 僅かなとろみがあり析出物はなく、ガスの発生がある
泉温; 49.8℃ 湧出量; 121.7リットル / 分(自然湧出) 源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 42.2 mg / kg ⇒ 規定値; 50.0 mg / kg には達してないが数値が近いため準・美肌の湯✧
溶存成分総計; 0.76 g / kg
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・病後回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童・動脈硬化症・糖尿病など
♨ 飲泉できます✧
効能; 糖尿病・便秘・高血圧など
※ 1回あたり 100~150 ml 程度・1日の総量は200~500 ml 位まで
源泉名; ひなざくら(女性専用露天風呂「ひなざくら」)
泉質; 単純硫黄泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) pH値; 8.3
無色透明・弱硫黄味・微硫黄臭
※ 僅かなとろみがあり析出物はなく、ガスの発生があり、白くて細かい湯花あり✧
泉温; 50.2℃ 湧出量; 40.9リットル / 分(動力揚湯) 源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 45.2 mg / kg ⇒ 規定値; 50.0 mg / kg には達してないが数値が近いため美肌の湯✧
溶存成分総計; 0.6796 g / kg
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・病後回復などの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童・動脈硬化症・糖尿病など
♨ 飲泉できます✧
効能; 糖尿病・便秘・痛風など
※ 1回あたり 100~150 ml 程度・1日の総量は200~500 ml 位まで
源泉名; 蟹場(男女別内湯「木風呂」)
泉質; 単純温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉) pH値; 8.3
無色透明・苦味・硫黄臭 大きめの白くて細長い湯花あり✧
泉温; 42.9℃ 湧出量; 測定せず (自噴) 源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 59.9 mg / kg ⇒ 美肌の湯✧^^
溶存成分総計; 0.758 g / kg
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・病後回復などの
一般適応症
【日帰り入浴】
営業時間; 9:00~16:30
料金; 大人 600円
小人 300円
定休日; 年中無休
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林 50
TEL; 0187-46-2021
宿泊; 1泊2食付 9,870~14,190円(1人宿泊OK✧) 全17室
交通; 秋田新幹線 田沢湖駅~「乳頭温泉行き」路線バス約50分~「乳頭温泉バス停」下車~徒歩約5分
または
秋田新幹線「角館駅」より車で約60分
秋田空港からは乗合タクシー「エアポートライナー」があるようです
❖ 湯めぐり帖・・・組合7軒(鶴の湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・妙乃湯・休暇村)の入浴が可能です
ただ・・・こちらは「宿泊のお客様限定」販売なので要注意です・・・
料金; 1,800円(湯めぐりマップ600円・各施設のフロントにて購入できます)
* 撮影日; 2019年5月30日 *
次回は、この日4湯目の日帰り温泉に続きます。