今回は、昨年12月中旬にせわしく日帰りで訪れた修善寺温泉の回想録です。
この日の前日までの数日間、仕事上で行き詰まりを感じて心身共に病みそうになったので・・・
これでは先行きが良くないと、殆ど思いつきで数少ない休日に強行日帰りで行って来ました。
そのおかげで次の日から生き返ったように復活出来て・・・
やっぱり自然豊かな場所と良質な温泉は、リフレッシュ効果半端ないことを痛感出来ました。
まずは、この時期にまさか絶対に見られないと全然頭の中になかった美しい紅葉が残る修禅寺に参拝したあと、その数軒隣に位置する大好きなゆかわ食堂さんで遅めの昼食をいただいてから、修善寺温泉街では唯一の外湯である筥湯(はこゆ)を堪能して来ました。
往路は湘南新宿ライン~東海道線に乗継ぐ際↑↑鴨宮駅が便利なので待ち時間に見えた富士山を☆ (復路は面倒だし時短のため三島~新幹線こだま号で✧)
JR三島駅~伊豆箱根鉄道 駿豆線に乗換え終点・修善寺温泉駅~バスでやっと修禅寺に到着!!
まさか12月中旬に紅葉が!? まぁこの時期は↑↑のようなくすんだ色かなと思っていたら・・・
強い陽が差すと・・・↑↑↓↓のような綺麗すぎる真っ赤な紅葉に!!!!!!✧
まさか12月中旬にもなってこんな綺麗な紅葉が・・・ホント来て良かった(✧▽✧)
ゆかわ食堂さんの窓側の席からは筥湯が見えます! 水槽には数種のメダカなどが居て癒されます♬
此処に来ると必ずいただく大好きな志那そば&黒米チャーハン♡
黒米は伊豆市地方の特産品で、栄養価が高くクセのない美味しいお米で炒飯も絶品✧
ゆかわ食堂さん前を流れる「桂川」対岸には筥湯、↑↑右側には観光用施設「独鈷の湯」があります♨
筥湯に隣接する仰空楼(ぎょうくうろう・右)は修善寺の温泉場が見渡せる展望台(入場無料)
修善寺温泉は「桂川」沿いに温泉宿や飲食店・お土産店などが建つ風情ある温泉地で、弘法大師が独鈷(とっこ)という密教の仏具で岩を砕いて807年頃に開湯したという伝説がある伊豆最古の温泉で、その伝説は「桂川」の中に湧く「独鈷の湯」として今に伝えられています。
かつては「桂川」沿いに7つの外湯があったそうですが、昭和20年代には「独鈷の湯」だけになってしまい、2000年頃までは外湯として入浴可能だったそうで、それからは足湯のみの利用となり・・・
現在は入浴禁止となってしまい、観光用の施設となってしまいました。
そこで新たな外湯としてオープンしたのが、高さ12mの仰空楼(望楼)を併設する筥湯です。
「筥湯」とはその昔、鎌倉幕府二代将軍源頼家が入浴していたという伝説の温泉とのことです。
また隣接する仰空楼(ぎょうくうろう)は、修善寺の温泉場が見渡せる展望台となっており、 修善寺を愛した文豪・夏目漱石の漢詩にちなむもので、その漢詩は修善寺自然公園の夏目漱石文学碑の碑文にもなっています。
風情ある暖簾をくぐると檜の香りが漂っており、受付の何とも味のある白髪の年配男性に「今の時間は混雑してますか?」と尋ねてみると・・・
「靴箱の鍵の数を数えてみてね、これで混んでると言えるかね~?笑」ってお茶目に教えてくださいました。
いかにも・・・自分の他に約5名ほどいらっしゃったので写真はありませんが、檜造りの館内には檜のイイ香りが漂い、こじんまりとした脱衣室から続く檜造りの内風呂(のみ)には源泉掛流しの良質な温泉がなみなみと湛えられています。
洗い場はシャワー&カランが3基のみ、ボディソープ・シャンプー&コンディショナーなどは一切備わっていませんので持参の物を使用しました。(販売もしています)
たしかに・・・受付男性の仰る通り、洗い場も常にスラッと使用出来たし、檜の湯船もラッキーなことに始終貸切状態でずっと良質な温泉を独り占め出来ました。
そのうえ、この日は晴れていたので天窓から光が差し込み、湯面がキラキラと光っていてとっても気持ち良い湯浴みを堪能出来ました。
源泉名; 修善寺温泉 混合泉
泉質; アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
無色澄明・無味・無臭 源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 63.2 mg / kg ⇒「美肌の湯」✧
メタほう酸含有量; 5.2 mg / kg ⇗
成分総計; 0.547 g / kg
効能は、神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・打ち身・くじき・運動麻痺などの
一般適応症
静岡県伊豆市修善寺 924-1
TEL; 0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
営業時間; 12:00~21:00(入館 20:30まで)
料金; 大人 350円(小学生以上)
※ 旅館組合加盟旅館宿泊者 150円(宿泊先の旅館にて割引入浴券を要購入)
タオル 100円・石鹸 50円・シャンプー&リンス 50円
交通; 伊豆箱根鉄道 駿豆線 修善寺駅~バス約8分「修善寺温泉」バス停下車~徒歩約3分
修禅寺~バス停に向かう途中に鎮座する日枝神社にも参拝!!
此処の紅葉の大木もまだ綺麗な赤色でした✧「北条義時ゆかりの地」の幟が立ってます!
* 撮影日; 2023年12中旬*