前回に続きまして、
山の森のホテル ふくずみさんの温泉編です。
松之山温泉は、日本三大薬湯(群馬・草津温泉、兵庫・有馬温泉と共に)といわれており、開湯は約800年前に、一羽の鷹が温泉で傷を癒していたところを、木こりが発見したことから始まったと伝えられています。
また、上杉謙信の隠し湯とも言われており、戦の合間にしばしばこの温泉に入っていたことからも、その薬効が実証されていたということです。
この温泉は、強めの鉱物臭&強めの塩味(山間部なのに!?)が特徴の温泉で、個人的にと~~っても大好きな「石油&硫黄の香り」なのですが・・・
匂いに敏感な石油(鉱物)臭の苦手な方、また「高張性温泉」のため成分が濃厚なので、敏感肌の方には長湯はお勧めできません。
その反面、泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉」なので「塩湯」は身体がポカポカになる「温まりの湯」で、お肌が敏感な方でも短時間入浴でも効果があると思われます。
また、美肌成分である「メタけい酸・メタほう酸」も豊富に含有しているので、お肌がスベスベになります・・・自分は、源泉を化粧水代わりに顔に塗りたくっていましたので、滞在中はお肌がツルスベで嬉しい限りでした。
学説によると、この湯は1200万~800万年前の古代化石海水がマグマで温められて約92℃になり、地圧によって噴出しているという、数々の謎を秘めた魔訶不思議な温泉とのことです。
館内には2ヶ所の貸切露天風呂(空いていれば何度でも入湯OK) が4階にあり、男女別の浴場(内湯のみ)が1階にあります。
いずれも24時間いつでも入湯OKなので、夕食時に大好きな日本酒を必ず戴く身としては酒気が抜けた夜中に入ることがほとんどなので、と~~っても嬉しい限りです。
じつは、この条件が結構大事でして・・・予約時に23時くらいで閉まってしまうお宿はできる限り避けております。
まずは4階にある2ヶ所の貸切露天風呂から。
自分たちは夕食前と朝食前に2回足を運びましたが、いずれもラッキーなことに空いていました!!
ただ・・・円形の樽浴槽の方は、直接浴槽に注げる水道の蛇口があるために、この日は前に入湯された宿泊客がかなり加水された感満載で、湯の色も微黄色ではなく成分的にも薄まっている感じがしたので、滞在中とうとう1度も入湯せず・・・四角形の檜風呂のみの入湯となりました。
檜風呂の方の広い脱衣室とパウダーコーナー^^
棚の上には悪天候時に被る用の傘もありますが寒い時は少々辛そうかも・・・
陶器製の洗面ボウルもお洒落✧^^アメニティも揃っています♬
洗い場のシャワー&カランは1ヶ所のみなので、2名以上利用の場合は一斉に出来ず
時間差使用が良いと思います・・・また、少々水圧が弱い時があります
熱めの湯なので身体が火照った時のための休憩用のイスもあります^^
(気温が涼しい期間限定とも思われますが・・・)
浴槽左側↑↑の木箱から源泉が滔々と注ぎ込まれています♨
湯色が黄色っぽいのはこの浴槽は殆ど源泉100%源泉掛け流しのため
(前に入った方が熱過ぎるために加水していないことが大前提ですが・・・)
と思われ、実際入湯した感じでは館内の中でこの浴槽が最も成分が濃かったです♨
爽やかな風薫る中、浴槽にどっぷりと浸かって体の力を抜くと・・・
手足がフワッと浮く感覚がと~っても心地良く、海水よりもさらに塩辛くて苦いうえ
かなり強烈な石油のような鉱物臭がしますが・・・
これがまた、いかにも薬湯っぽくてクセになる温泉!!!✧
こちらは・・・もう1ヶ所の円形樽風呂の方の脱衣室(先程と同じ位の広さ)
もう1ヶ所の貸切風呂は円形の樽風呂♨
源泉が注がれている湧出口の隣には、直接浴槽に注げる水道の蛇口もあるため
前に入湯された宿泊客が、源泉の温度が熱過ぎて加水された感満載で、成分が薄まって
いると思われ、滞在中とうとう1度も入湯しませんでしたが・・・撮影のみ☆
そして・・・↑↑は1階に奥ある男女別の大浴場♨(内湯のみ)
パウダーコーナーにはアメニティが揃っています♬
カラーボックスのような棚には特に脱衣カゴはありません・・・
” 大地のパワー溢れる松之山♨は「過ぎた」温泉!” 興味深い文面を相方が妙に気に入ってました(笑)
シャワー&カランは3基、ボディソープ・シャンプー・コンディショナーがあります✧
1階浴場は男女ともに内湯のみで露天風呂はありません
酒気が抜けた深夜24時過ぎでしたので貸切状態でゆっくりと温泉を堪能出来ましたが・・・
湧出口からは熱い源泉に水が加えられていたので適温になって入りやすかったけど
2回入湯した檜の貸切風呂の方が、より成分が濃厚だと感じられました♨✧
ただ・・・さすがに深夜に露天貸切風呂は時期柄まだ冷えるのでやめておきました・・・
源泉名; 松之山温泉 鷹の湯1号・2号・3号井
泉質; ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 (高張性弱アルカリ性高温泉)
無色透明~微黄澄色・苦めの塩味・鉱物(石油のような)臭&微硫黄臭 pH; 7.8
泉温; 85.5℃ 湧出量; 126.7リットル/分(掘削による自噴 鷹の湯全ての号井の合算)
加水・循環濾過(←温度調節のため)掛流し併用・加温ナシ(内湯)
※ 貸切露天風呂は100%源泉掛け流し!!
メタけい酸含有量; 93.5 mg / kg →「美肌の湯」✧
メタほう酸含有量; 282.0 mg / kg → 「美肌の湯」に加えて濃度がかなり高いので薬効効果あり✧
※ 規定値はわずか 5.0 mg / kg
効能; 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじきなどの
一般適応症のほか
慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・やけど・虚弱児童など
❖ 現在、日帰り入浴は受付けておりません
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