前回の続きです。
十日町市川西地区・ナカゴグリーンパーク内の2つの作品を鑑賞したあと、再びレンタカーを待たせてある駐車場に戻り、今回こそ必ず行こうと決めていた、小高い丘の上に建つ作品「作品名: 光の館」(ジェームズ・タレル氏/日本 2000年 作品番号: K005)に徒歩(約6分)で行こうと思いましたが・・・かなり高低差があってしんどそうだったので、急いでレンタカーまで戻って乗り込んで、坂道を余裕で上がって行きました。
(しかし・・・その怠慢さのせいで・・・途中にある「作品名: 河岸段丘」という展望台になっている作品を見逃してしまいました・・・汗)
その時は、作品の近くに駐車場があるかは不明でしたが無ければ戻ればいいか・・・と思って行ってみると、ラッキーなことに10台以上は駐められる感じの駐車場がありました。
この実験的な作品は、光のアーティストである作家さんの作品世界を滞在生活のなかで体験できる、世界でも例を見ないものであり、瞑想のためのゲストハウスとして構想されたそうで、宿泊施設として実際に予約→宿泊可能な数少ないアート作品です。
また彼はこの構想を、谷崎潤一郎の文学作品「陰翳礼讃」の中から見い出し、伝統的な日本家屋における親密な光に、自らが制作してきた光の作品を融合させることを着想したとのことです。
そして「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2000」の作品として2000年に誕生しましたが、当時の照明器具は直管型白熱灯が使用されていたそうです。
しかし白熱灯が生産中止となり、2015年夏からLED照明器具へと全面的に交換することになり、このリニューアルに合わせて光の演出も一新され、光の色も様々なバリエーションで展開するよう生まれ変わったとのことです。
今回は滞在は叶わず・・・約30分間だけの見学のみでしたが、短時間だけでも素晴らしい作品を楽しめましたが・・・やはり此処は残念ながら、夜にならないとメインの光の演出を思う存分堪能出来ないので、いつか機会があれば宿泊してみたいと思いました。
立派な2階立ての外観を真っ正面から☆
2階にあるメインの12畳和室 あまりにも居心地が良くて畳に座り込んでしまいました♬
2000年に建築されたとは思えないほど・・・とっても風情ある古民家に居るような感じでした✧
自分たちが到着したのは14:40頃で、最終受付時間は15時でしたので・・・此処でも超絶ラッキーなことに始終貸切状態で思う存分に作品を堪能できましたが、玄関に入った時に出迎えてくださった、とても感じ良くて明るい20代位の女性スタッフさんが色々とこの作品について説明してくださり、以上の2階メインの和室の畳の上に座り込んで寛いでいると・・・この部屋の天井の中央部分が電気音と共に開き始めました!!!
天窓が全開になると・・・この日は快晴でしたので真っ青な空が見えて風が吹き込んできました~
2階の外周は味のある廊下になっています
廊下から東側(六日町方向)を見ると・・・まだ雪を被った「八海山」が眺められました✧
1階廊下↑↑からキッチン・貸切風呂・トイレ・客室(和室)に繋がります~
1階にある客室(和室)も趣きがあります✧
天井に設えられた電灯もアート作品となっていて綺麗ですが・・・
まだ外が明るいので本領を発揮出来ていない感じ・・・夜に見てみたいと思いました・・・
他の宿泊客の方々と相談し譲り合って入る1階の浴場(天然温泉ではありません)
【宿泊】
通年(火水定休)
※ 9/6・7・20・27・10月の火水はメンテナンスのため宿泊不可
交通(公共交通機関); JR・北越急行ほくほく線 十日町駅~タクシー約15分
*撮影日; 2022年5月下旬*