前回の続きです。
松之山温泉を出発して、県道80~国道353~県道49~国道117号線の順に、ひたすら十日町市街方面へ走って行きました。
そして、約13kmほど十日町市街地に向けて走って行くと「妻有大橋」方面への交差点があるので、左折して県道340号線に入って少し行くと、やがて北越急行ほくほく線の高架が見えてきますが、くくぐらずに手前を左折すると、この日メインの目的地・越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)の広大な駐車場に到着しました。
その駐車場近辺に点在する屋外の作品も数点展示されています。
この美術館は、当初「越後妻有交流館キナーレ」として、ニューにいがた里創プラン「越後妻有アートネックレス構想」(総合ディレクター: 北川フラム氏)の十日町ステージとして計画され2003年に竣工、第2回大地の芸術祭に合わせて地域の物産展示販売や観光の拠点施設として開業しました。
建築設計は、京都駅ビル・札幌ドームなどを手掛けられた原広司+アトリエ・ファイ建築研究所が担当されたとのことです。
✦ この施設に関する詳細は、昨年の↓↓ご参照いただけると幸いです ✦
駐車場から入って行くと・・・斬新な建造物&中央の秀逸過ぎる美しい池に圧倒されます!!✧
「作品名: Palimpsest 空の池」
(レアンドロ・エルリッヒ氏/アルゼンチン 2018年 作品番号: T352・通年公開)
2階に上がって行くと・・・
最初に現れたのは↑↑「作品名: ゴースト・サテライト」
(ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー氏/スイス 2012年 作品番号: T221 )
前回の訪問時と若干異なっていました!!
さらに順路に従って、以前と同じ(違う作品もありましたが陰翳作品のため撮影できず・・・)素晴らしい作品を鑑賞していきました。
そして、この前は・・・ロの字型の建物2階にあるお洒落なカフェに作品があるとは気付かずに・・・
前を殆ど素通りしてしまい、あとになって作品があったと気付いたので今回はそのリベンジを果たしに行きました。
✦ 以前訪問時の記事↓↓です ✦
そして回廊を曲がって行くと、一辺の壁一面に美しく湾曲した真っ白な作り付けの
棚のあるカフェがあります✧ 混んでいたので、その逆サイドのカウンターのみを☆
最初は・・・ただのお洒落なインテリアのカフェだと思い込んでいましたが、この一帯は全て
「作品名: Two River」(マッシモ・バルトリーニ feat. ロレンツォ・ビニ氏/イタリア
2012年 作品番号: T222)という、れっきとした作品とのことです!!!
ハードな四角いキナーレの建造物の中に柔らかで軽やかな円をすっぽりと内包させて
円弧に広がる書棚・円形のテーブルと椅子、天井に吊り下げられた約1000個の円形の
モビールなど、空間に現れる全ての要素が作品となっています
書棚は、地域の人から寄せられる民具・資料・本で構成される「Museum in Museum」と
来館者が持ち込むものを交換していく「Object Crossing」等によって構成されています
丸テーブルに描かれた黒い曲線は「信濃川」をモチーフにした作品とのこと!!
カフェの雪のように真っ白な棚の合間には、優しい色合い・やわらかいタッチの
彫刻作品「作品名: 遠方の声」(中谷ミチコ氏/日本 2021年 作品番号: T413)があり
見ているだけで癒やされます(^ω^)(↑↑左側はほんの一部です)
2018年に作品制作のため越後妻有の集落を訪れた際に聞いた昔話や思い出話が
窓の外の雪原に投影されるようだと感じられ、その時間が記憶となり
この作品が誕生したとのことです(素材; 石膏・透明樹脂)
越後妻有里山現代美術館 MonET(2003年 作品番号; T025)
新潟県十日町市本町6-1
新潟県十日町市本町6-1
TEL; 025-761-7766
営業時間; 10:00~17:00(4/29~11/13は~18:00まで)
入館料; 1,000円(通常期間) 1,200円(芸術祭会期中) 1,500円(会期中の池での特別企画展開催時)
入館料; 1,000円(通常期間) 1,200円(芸術祭会期中) 1,500円(会期中の池での特別企画展開催時)
または、作品鑑賞パスポートを購入
休館日; 火・水曜日
公開期間; 通年公開(祝日を除く火水曜日以外)
休館日; 火・水曜日
公開期間; 通年公開(祝日を除く火水曜日以外)
交通(公共交通機関); JR・北越急行ほくほく線 十日町駅~徒歩約10分
遅めの昼食は六日町に続く国道253号線沿い 旨一食堂さんの醤油ラーメン めちゃ美味しかった✧
*撮影日; 2022年5月上旬*