温泉巡り一人旅の楽しみは・・・

誰に気を遣うことなくマイペースな一人旅の回想録で、老若男女問わず安心してご覧いただけます♨

南東北温泉一人旅 ⑪ 土湯温泉「山水荘」さんに日帰り入浴

 
前回の続きです。 
秘湯・不動湯温泉 白雲荘さんを出発して土湯温泉バス停前で降ろしていただき、観光案内所で
この時間に日帰り入浴の営業をしている旅館かホテルはあるかを尋ねたら・・・山水荘さんの
素晴らしいお風呂を紹介してくださいました✧^^
公衆浴場的な混雑している所よりは、ゆ~っくりと湯浴みを楽しめる旅館系がいいな~~って
思っていたので超ラッキーでした(✧∀✧)♬
 
1000年以上の歴史を持つ土湯温泉は、磐梯朝日国立公園の風光明媚な自然環境の中にあり、
阿武隈川水系の荒川沿いに開けた風情ある温泉地で、古くから湯治場として知られています。
鳴子温泉・作並温泉と共に、三大こけしの里でもあります^^
その昔オオムナチノミコトが、荒川のほとりで地面を鉾で突いて発見したことから「突き湯」となり、
それが転じて「土湯」となったといわれているそうです。
今も変わらず、150℃前後の温泉が毎分約1400リットル湧き、温泉街に供給されています。
 
そして、1999年には高湯温泉と共に国民保養温泉地になった、素晴らしい温泉地です。
 
 
 

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      温泉街の入口♨^^

 

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     「荒川」沿いに風情溢れる温泉街が開けています♨^^

 

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     上写真・こけしのバックの建物は、東日本大震災の影響で廃業を余儀なくされた、
     展望絶景露天風呂が名物だった「天景園」さんです・・・・・・(;_;)
 
 
 
このほか、22軒の旅館・ホテルがある中で5軒が廃業せざるを得なくなってしまったとのことです・・・。
実際に、「いますや」さんと「土湯温泉ホテル」さん(↓写真左部分)、「つたや旅館」さん、
「向滝」さんの前を通り過ぎた時に目に入ってきたものは・・・9月30日付で自己破産を伝える張り紙が
正面玄関扉の真ん中にポツンと貼られていた・・・何だかとっても悲しくなりました・・・・・・。
地震で建物のダメージを受けての廃業もあるのだが、ほとんどは福島第一原発事故の放射線量による
風評被害のせいで、宿泊客が激減したためとのことです。
現在は、毎時0.15マイクロシーベルトと、首都圏などに比べれば少々高めかもしれないが・・・
ホットスポットと呼ばれる局地的に高い場所と比べると、よっぽど低く、福島市内でも最も低い数値なのですが。
なので、怖がらないで安心して土湯温泉を訪れても、全然大丈夫です!!✧ 
 
 
 

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    「荒川」沿いの道をひたすら上流に向かって歩き、温泉街の最も奥にひっそりと佇む、
     趣き深い温泉旅館・風望天流太子の湯 山水荘さんに到着しました♨✧
 
 
 
2003~2005年の5つ星の宿にも選ばれたこのお宿は、全71室の清潔感溢れる純和風旅館です。
 
とっても可愛らしくて明るく感じ良いフロントのお姉さんに受付していただき、説明を受けて
まずは6階展望大浴場「滝の湯」へ♨(*^-^*)
 
このお宿の温泉は、源泉より60℃の状態で毎分180リットルという豊富な湯量で、館内へ
引き込んでおり、その温泉に自然の湧水を加えて、入浴しやすい温度に調整して配給しているそうです。
  
この時間の女性用大浴場「滝の湯」(下写真)は、天井まである大きな窓いっぱいに広がる四季の山々と
二段の滝を眼下に望める癒しの空間です♨✧^^
また、泡風呂もあります。
私が入った時は混んでいましたが・・・桶露天風呂を貸切状態でゆ~~っくりと爽快に楽しんでいる間に、
いつの間にかすいてきたので、内湯も貸切状態でゆ~~っくりと良質の温泉を思いっきり
堪能できました~~ヽ(*^。^*)ノ
そして・・・出る時には、すごく混雑し出して小さい子供連れの大家族などでごった返してきました!!!
 
同じ階にある、この時間は男性用「淵の湯」も、二段の滝を望めて爽快な湯浴みを楽しめます。
ここには、深湯・浅湯・みはらしの湯と、豪華な二階建ての広~い浴室からは雄大な景色が楽しめます。
 
それぞれの大浴場にはサウナもあり、解放感溢れる木の香り豊かな丸型の大きな桶露天風呂があり、
とっても爽快です~~~✧!!
 
 

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                         「滝の湯」脱衣室から見える「二段の滝」
 

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3階には、このお宿の名称にもある名物風呂「太子の湯」があるが、ここは日帰り入浴には
開放されていません。
宿泊客のみに許された、風情ある露天風呂です♨
二段の滝の水音を楽しめ、壮麗な土湯の自然を間近に温泉とともに満喫できる、素敵な露天風呂です・・・
基本は混浴だそうですが、19~23時は女性専用とのことで・・・今度ぜひ!!
宿泊してこの時間に入りたいな~~と思いました(*^ω^*)♨
 
さらに、1階には「つれづれの湯」・「たまゆらの湯」があります♨!!
女性用は、この時間は「たまゆらの湯」でした♨✧
風情溢れる美しい日本庭園を、良質の温泉に浸かりながら楽しめます。
しかし、この大浴場には露天風呂が無いので、あまり人気がないのか、知られていないのか・・・
ほとんどの人は6階「滝の湯」に行ってしまったからか・・・自分が入る前は電気が消えているかのような
節電営業のためか・・・先客もいなくひっそりとしていて、始終ず~~~っと貸切状態で思う存分、静寂な時間を思いっきり満喫しながら、のぼせるほど良質の温泉を堪能できました~~(*^。^*)
そして、出る時もず~っとひっそりとしていました・・・・・・
 
泉質;単純温泉 pH; 7.2 
無色透明・無味・微硫黄臭  加水・かけ流し(内湯は循環あり)
 
効能;神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・冷え症・打ち身・くじきなどの
一般適応症のほか
リウマチ・慢性皮膚病・慢性婦人病・高血圧症・動脈硬化症など
単純温泉ながら効能豊かなのは、基準値にこそ達していないが、硫黄成分の含有量が多いためです♨
 
 
 

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             1階にある、閑静で落ち着いた佇まいの「たまゆらの湯」♨

 

 

このお宿にはこのほかに、貸切風呂(内湯;2ヶ所・半露天;2ヶ所・露天1ヶ所)があります。
(1時間/1,050円・チェックイン時予約)
露天風呂のみ・シャワーは付いていないようです。
   
 
「たまゆらの湯」を出た後、一階売店でお土産に土湯温泉銘菓と、可愛らしいこけしを2つ購入し、
とっても感じ良くて笑顔も可愛いフロントのお姉さんに「いいお湯でしたよ~^^」などと
挨拶したあと、土湯温泉バス停に向かいました。
そして・・・途中の民芸品店で、もう1つお土産用のこけしを購入しました✧^^
 
 
土湯温泉バス停13:15分発・福島交通バスに乗り、約40分でJR福島駅に到着しました。
そして、福島駅からは14:18発の東北新幹線Maxやまびこ号に乗車しました。
2階建ての新幹線だったけど、ギリギリに予約したせいか人気の無い低~~い1階席でした・・・(+_+)
でもそのおかげか、かなりすいていて自分の隣りは、ず~っと終点東京まで空席だったので、
2人席を独り占めできて超絶ラッキ~な旅となりました(✧▽✧)♡^^
 
かくして、私の夢のような南東北の温泉巡り一人旅はあっけなく終了してしまいました(>_<)
また明日からは、自己中ワガママ娘にこき使われる毎日が戻ってくるなと・・・・・・( ▽|||||)
 
 
この旅でお会いした宮城県・福島県の方々は実に、皆とても親切で優しくて明るかったですが、
芯はすごく強いな~と随所に感じました。
なので、あの未曾有の大震災にも負けずに明るく元気に頑張っていらっしゃるのかと思われました!! 
未だに終息しない原発事故・・・・・・
福島県に、元の安心できる生活・活気が一日でも早く戻りますよう、心よりお祈り申し上げます。
 
 
 
 
                                                         * 撮影日;2011年11月12日 *
 
 
 
 
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