去る7月7日、九州南部~北部地方に甚大なる被害をもたらした未曾有の集中豪雨の影響で・・・
今から約3年前(2017年10月)に訪れた「豊後三大名湯」のひとつである、天ヶ瀬温泉のすぐ横を
流れる「玖珠(くす)川」が氾濫してしまい・・・
この川沿い両岸に発展している、風情溢れる温泉街が壊滅的な被害に遭われたということを知り、
九州南部豪雨で甚大な被害に遭われてしまった人吉温泉に引き続き、あまりにもショックで思考停止
してしまいました・・・
数日後、やっとまともな思考回路に戻った途端、以前お世話になった、ホテル水光園さんのことが
心配でならず、様々なネット情報を検索してみると・・・(関東には詳細ニュースが殆ど届かないので)
やはり大分県有数の温泉地・天ヶ瀬温泉の温泉街全体が大打撃を被っていました・・・・・・
HPにも「九州北部豪雨による玖珠川氾濫で甚大な被害を受け、営業が困難な状況となっています。復旧には数年かかると予測されます。」とあり、大変残念でなりません・・・・・・
ただでさえ、コロナ禍で約2ヶ月位休業され宿泊客が低迷していたところ、やっと戻り始めた矢先の
出来事だったとのことで・・・いわくつきの「Go To キャンペーン」も実施されることになったのに
再び先行き不安定な事態に遭ってしまい・・・じつに心が痛み、気の毒でなりません・・・・・・・・・
直近では、今から約3年前にも床上浸水被害に遭ったそうだが、今回の被害は比較にならないほど
甚大な被害だったとのことで・・・
その原因の差は、やはり九州南部を襲った時と同じ「線状降水帯」でした。
九州地方は、この時期は特に「線状降水帯」が発生しやすいとのことですが、今回ほど酷いものは
今までに無かったそうなので、今後の課題としては・・・「玖珠川」~少し下流に行くと「三隈川」に
なりますが、その間はかなり蛇行しているうえ川幅が急に狭くなっている為、水の流れが滞ると思われるので
直近の秋の台風や来年の豪雨などに備え、最も手っ取り早い対策は、まず川底の不必要な岩石・砂礫を
根こそぎ除去することが急がれ、遊水地の建設などの強化工事を早急に行っていただきたいです。
でないと、せっかく多大なるご尽力ご苦労のうえに折角復興されても・・・
近い将来また二の舞となってしまい、安心して暮らせる保障はありません。
大分県北西部の名湯・天ヶ瀬温泉は、1300年以上もの歴史があり、「筑後川」の上流・「玖珠川」
沿いの両岸に温泉宿が立ち並ぶ、平時ではとっても情緒ある風光明媚な温泉地で、別府温泉・由布院温泉とともに「豊後三大名湯」のひとつとして有名なので・・・
この美しく素晴らしい温泉街を是非、今後も維持していただきたいです。
一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。
「玖珠川」沿いに位置するホテル水光園さんは、元々は創業55年のシャレー水光園さんでしたが、古い建物をそのままに、2017年8月に、リニューアルオープンされ、全国約110店舗展開中の
「BBHホテルグループ」さんの一員になられたとのことです。
全23室(洋室 10室・和室 11室・和洋室 2室)の、こじんまりとした心から落ち着ける温泉宿です。自分が訪れた日から、わずか4ヶ月前にオープンされたので、館内はどこも新しい感じで清潔感に
溢れていましたが・・・
逆に大浴場と露天風呂だけは、おそらく昔のままのレトロな雰囲気満載で、これがまた温泉マニアには
堪らなく・・・硫黄の香り豊かな微青白濁色で、100%源泉掛け流しの最高に良質な自分好みの温泉で、
温泉情緒をとっても盛り上げていました。
救いは・・・お洒落な建物自体は流されずに外観を留めていて、おそらく全客室は2階以上なので
ご無事だったということでした。
しかし、まだ復旧には数年かかるようで全く見通せていないそうですが・・・
これまた超絶厄介な新型コロナウィルスのせいで、復興を担う要のボランティアは県内限定とのことなので
復興速度が遅れてしまいそうで、都内在住の身としては何とも歯がゆく・・・
とはいえ、感染者が少ない県から応援に来た人が感染していたという恐ろしい例もあり、ワクチンも
無い現在では、県内の方々だけで少しずつ・・・の方が絶対的に安全だと思います。
不自由極まりない、思うとおりにならない集団での避難所生活のうえに、恐ろしいウィルスの恐怖が
圧し掛かってくるなんて、想像を絶する脅威・・・・・・考えただけでもゾッとします!!
そんな中、ただただ1日でも早い復興をお祈りしながら、今自分に出来ることを細々と行っていく
しかありません・・・
この時はJR天ヶ瀬駅↑↑から約2分かけて歩いて行きました・・・
駅前にチョコンと鎮座されている「ゆず地蔵」さま^^ご無事でしょうか・・・
駅側の方の、趣き深い温泉街を歩いて行くと現れる洋風のお洒落な外観✧
「玖珠川」にせり出している、川中混浴露天風呂「かじかの湯」の横から下流方向を☆
「玖珠川」の両岸には温泉宿が立ち並んでいます♨ こちらは上流方向
お洒落な洋風建物の外観を「河鹿(かじか)の湯」前から☆ 最下階には大浴場&
半露天風呂があり、自分がお世話になった3階の宿泊部屋の窓も見えました・・・
3階の部屋の窓からは温泉街が一望でき「河鹿(かじか)の湯」も丸見えでした・・・
しかし、こうして見渡してみると・・・「玖珠川」には大きな岩石がゴロゴロしているので
・・・これがまた、清流の風情を醸し出しているようにも思えますが、今後また遭って
しまいそうな水害対策としては除去した上で川底を深くした方が良いかと思われます!!
川中混浴露天風呂「河鹿(かじか)の湯」は近くで見るとかなり面積が広い!!
バスタオル巻き・水着着用もOK!!とのことでしたが・・・
外気温が0℃以下だったことと・・・日頃からの仕事疲れと超睡眠不足だったうえに
この旅行では「降雪予報のためひと騒動」あり、身体的・精神的共に疲れ果てていたので・・・
結局、温かくてラクな館内の大浴場&半露天風呂だけにして入れずじまいでした・・・
「かじかの湯」横から見た対岸 小規模な温泉旅館・民宿や一般の民家もあります
対岸をズームしてみると・・・小さな川中露天風呂があります!!
広々~とした清潔感溢れる館内のロビーからは「玖珠川」の清流が眺められます✧
外観と同じく、洋風のお洒落なツインルームも清潔感満載です✧^^
この部屋は3階なので・・・おそらく被害を免れたかと思われます・・・
地下1階部分(「玖珠川」岸から見たら1階相当)にある大浴場内湯♨
白い湯花がヒラヒラと舞う湯は、単純硫黄泉(低張製中性高温泉 pH値; 7.4)
淡青白濁色(日によって無色透明や白濁色だけになることも)硫黄味のする
硫化水素臭(硫黄の香り)漂う、熱めの超絶魅力的な自家源泉100%掛け流し!!
半露天風呂にも、この日は濃い目の水色濁り湯が湛えられていて大満足でした♨✧
こちらは夕食の一部✧ 日田の新鮮な川の幸・野菜など地元産の四季折々の食材を
取り入れた、料理長さん自慢の美味しい創作若い席料理を辛口の地酒「山水」と共に
いただきました・・・特に、大分名物「とり天」は絶品です!!!✧
こちらは朝食^^朝から身体に優しく美味しい料理でした・・・また行きたいです・・・
1日も早い復興を切に・・・切にお祈りいたします。
気長にお待ちしておりますので、世の中の情勢が以前のように落ち着き平和になりましたら・・・
その暁には、今度こそ!! 水着着用で川沿いの露天風呂に入湯したいと思います♨✧